阪神久保康友投手(29)が「便利屋」に名乗りを上げた。20日、スカイマークスタジアムで行われた「昭和55年会イベント」に参加。来季も先発ローテの一角として期待される右腕は「自分は言われたところで頑張るだけ。どこで投げたいかなんて希望はありませんよ」と話した。

 移籍1年目の今季は、先発として9勝をマーク。13勝を挙げた能見に続く成績で、チームのCS進出争いに大きく貢献した。一方で、シーズン最終盤は貴重な中継ぎとしてブルペン待機。どこでもこなせる万能右腕として投手陣を支えた。

 「それが自分の持ち味。どこどこで投げろと言ってもらうだけで有り難い。そこで必要とされてるわけだから。(先発、中継ぎと)空いたところに滑り込みますよ」。自身の特徴を把握しているからこそ、首脳陣の指示に全力で応える覚悟でいる。

 [2009年12月21日11時44分

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