横浜のドラフト1位ルーキー筒香嘉智内野手(18=横浜)が、メジャー通算222本塁打のバットを試験的に使用していく。10日、横須賀市のベイスターズ球場で新人合同自主トレ2日目に臨んだ筒香は、長さ85センチ、重さ930グラムの赤茶色のバットを持参。実は過去2度ナ・リーグの本塁打王に輝いたフィリーズのライアン・ハワード内野手が使用するバットだった。

 現時点で用具契約を結んでいない筒香は知人の紹介で「Marucci(マルッチ)」社製の同バットを年末に3本入手。ハワードは同じ左の長距離打者で、何度も映像で目にしたあこがれのスラッガーだ。「ヘッドがよく利くバット。ハワードさんのように両サイドに大きいのを打てるバッターになりたい」と語った。

 マルッチ社製のバットは、メジャーでも手に入れにくいバットとして有名。メープル素材で折れにくいのが特長だ。米国では、メッツのレイエス、ベルトランらも愛用する。筒香は「今後いろいろ試したい」と道具へのこだわりも語った。【山内崇章】

 [2010年1月11日8時15分

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