日本ハム金子誠内野手(34)が「短期集中仕上げ」で今季に臨むプランを明かした。山梨・笛吹市内のスポーツ施設で13日、金森らとともに自主トレを公開。2月の名護キャンプ中の紅白戦出場について「わがままを聞いてくれるなら、20日の国頭の紅白戦くらいから出たい。きちんと3打席立ったりして、実戦感覚を養いたい」と話した。

 自主トレ中に考えたのが、体を気遣った“1カ月集中プラン”だ。今季のパ・リーグの開幕は3月20日。2月20日の紅白戦(国頭)から出場となると、1カ月で実戦感覚を養うことになる。これまでは、2月の早い時期から1打席のみでも試合に出場し調整してきたが短期集中にチェンジ。現時点では不安はないが、腰、股(こ)関節などの持病に大きな負担をかけない新たな調整法になる。

 現在、オフからの「体の目覚ましの意味」を込めて温暖の場所には行かず、気温の低い山梨で自主トレを行っている。この日は、見学に来ていた地元住民が「今年1番の寒さかも」と口にする中で、キャッチボールなどをした。「体が動きすぎてて。こういう時こそ大きなけがをしないように」。17年目のキャンプインに向け、約3時間汗を流していた。

 [2010年1月14日9時46分

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