トラ007は交流戦シフトで発進する。阪神スコアラー陣がキャンプ視察の日程を組み、例年以上にパ・リーグ球団のチェックに重点を置くことが13日、分かった。昨季は9勝13敗2分けと波に乗れなかった交流戦対策に、2月から本腰を入れる。

 球団関係者は「スコアラーはまんべんなく見て回るが、よりパ・リーグをしっかり調べる。(1球団)4試合しかないが軽視はできない」と話す。これまでキャンプ中は序盤にパ球団の視察を固めていた。今年は中心選手や新戦力が本格的に動き出す中盤以降にパ球団を訪れるよう調整している。

 関西ダービーの相手オリックスは岡田新監督が挑発を繰り返して注目されている。ロッテに金泰均、ソフトバンクに李■浩と韓国代表クラスの新外国人も加入し、ドラフトの目玉だった菊池雄星(18=花巻東)は西武入り。それぞれ戦力アップを図っているパ球団に昨季の借りを返すよう、情報収集に力を入れる。※■=木へんに凡

 [2010年1月14日11時14分

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