投手陣も下克上や!

 新人合同自主トレがスタートした13日、阪神久保康生投手コーチ(51)が2月の沖縄1軍キャンプについて、高知・安芸市で行う2軍キャンプメンバーとの入れ替えを頻繁に行う考えがあることを示した。

 久保コーチ

 去年はほとんどなかったけど、今年は(調子の)いい選手がいたらどんどん入れ替えようと思っている。沖縄、高知と距離があるけど、それは考えずにね。

 最大の狙いは選手の競争意識を高めること。昨年は故障離脱した久保田に代わって能見を2軍から招集しただけで、それ以外は顔ぶれが変わらなかった。久保コーチは続けざまに「競争させたいというのもあるし、自分の目で(好調な)選手の状態を把握したい思いもある」と説明した。

 過去の名前や実績に縛られるつもりはない。中でもともに1軍スタートが確実視され、互いにライバル心をぶつけ合う二神、藤原にとっては、毎日が1軍生き残りをかけた大事な戦いとなる。ポスト赤星を新外国人マートンらと争う藤川俊、甲斐らの「外野手戦争」とともに、春季キャンプの「下克上」を活性化させる考えだ。

 [2010年1月14日11時13分

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