摂津になれ!
オリックスのドラフト2位比嘉幹貴投手(27=日立製作所)が22日、スカイマークスタジアムでの初ブルペンで高評価を得た。捕手を立たせての30球だったが、視察した清川投手コーチらは「直すところがない。持っているものがしっかりしているのでやってくれると思う」と口をそろえた。
サイドからキレのいい球をリズムよく投げ込む姿に、集まった球団関係者も目を奪われた。比嘉は「2カ月ぶりなので緊張した。初日にしてはまあまあです」。岡田監督も弱点であるブルペン陣の救世主に期待する能力の一端を示した。
指揮官は、1年間投げるスタミナをつけるためキャンプで全投手に「毎日ブルペン入り」の指令を出している。阪神時代に藤川、久保田らもこなした鉄腕育成計画だ。昨年はソフトバンク摂津が新人記録の70試合に登板。比嘉は「監督やコーチが望むならいくらでも投げる」と鉄腕襲名を誓った。
[2010年1月23日10時54分
紙面から]ソーシャルブックマーク