日本ハムは25日、1軍投手コーチの小林繁氏(享年57)の死去に伴い後任コーチを含む新体制を発表した。1軍投手コーチに島崎毅2軍投手コーチ(42)が昇格。2軍投手コーチには打撃投手の関根裕之氏(38)の就任が決まった。

 島崎コーチは02年から2軍、04年からは現ロイヤルズのヒルマン監督の下、1軍投手コーチを2年間務めた。チーム内の4投手コーチの中で任期は最も長く、選手個々の能力も把握済み。チームの現況や事情なども知っており適任であることから、2軍から5年ぶりに1軍復帰となった。

 関根氏は日本ハム一筋でプレー。94年から03年までの9年間で通算47勝し、99年から2年連続2ケタ勝利するなど活躍した。03年に引退し翌年からは打撃投手。球団も以前から指導者候補として評価しており、チームの緊急事態の中でもその手腕に期待が寄せられる。

 17日の小林氏の急死から、今回は外部招聘(しょうへい)も検討したが開幕やキャンプインが迫っているためチーム内の配置転換で編成した。26日は、梨田監督、全コーチが参加するスタッフ会議が行われる予定。

 [2010年1月26日9時35分

 紙面から]ソーシャルブックマーク