「杉内流チェンジアップ」大流行!

 ソフトバンク投手陣が一斉にエンジンをかけた。自主トレ最終日となる29日、西戸崎室内練習場で摂津、大隣ら大量16人の投手がブルペン入り。キャンプへの最終点検をする中、若手投手は競ってチェンジアップを投げた。

 鹿児島自主トレ中に杉内からスライダーを伝授された中継ぎ左腕の森福と2年目左腕の怜王は、この日も新球マスターに躍起だ。杉内の決め球は中指を浮かせて4本の指で球を握るのが特徴。「真ん中を狙って思いきり腕を振るだけ。右打者を抑える武器になる」と森福がコツを口にした。

 今季1軍入りを目指す怜王も62球の投球中、約半数を魔球習得に費やした。「キャンプでもこれでもかというくらい投げ込みたい」と気持ちを高ぶらせた。若手がみんな杉内化?

 エース左腕の存在感が、投手陣の底上げを促進している。

 [2010年1月30日11時42分

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