ソフトバンク小久保裕紀内野手(38)が、2月1日に始まる宮崎春季キャンプで、異例の早朝宿舎トレに臨むことになった。昨年までもキャンプ地内でアーリーワークに臨んでいたが、今季から個人トレーナーが施設内に入場できないため、チーム宿舎で早朝トレを行うつもりだ。「グラウンドでは、すぐに動ける体にしたい」。午前10時にスタートする全体練習を前に、1時間ほどジョギング、体幹強化、ストレッチを済ませて宿舎を出発するスケジュールになる。

 自身は契約最終年シーズン。勝負の1年にあたって、万全の体作りとメンテナンスは欠かせない。早朝宿舎トレを取り組むのも、当然と言わんばかりだ。

 主将2年目も正式決定した。必勝祈願に向かう前、秋山監督に呼ばれて、主将続投を託された。もちろん、快諾。「責任を果たしたい。今年も先頭に立ってやりたい」。チームでは右ひざリハビリ中の松中のキャンプB組が決定。「ムネ(選手会長の川崎)と引っ張る」と話した。

 キャンプ序盤の仕事の一つとして、今季から加わった大石ヘッドコーチとの積極的なコミュニケーションも挙げた。チーム最年長スラッガーが、優勝へとナインを誘導する。

 [2010年1月31日12時27分

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