リーグ制覇へ本気モードだ。ヤクルト高田繁監督(64)が1月31日、沖縄入りし那覇市内の波上宮(なみのうえぐう)を参拝。絵馬に「日本一

 リーグ優勝」と書き込んだ。昨年は「日本一」の言葉だけを記していた指揮官は「『優勝』を抜かしたからね。いきなり日本一というのは、そりゃ無理だったよ」と笑って説明。3年契約最終年を迎えるが「契約のことは関係なく、3年間の結果を出したい思いが強い」と決意を語った。

 選手にも高い意識を求める。青木宣親外野手(28)から外野の特守を熱望されていることについて「技術うんぬんで手取り足取りすることはないよ」と直接指導を拒否。「うまくなりたいという気持ちがあるかどうか。(青木は)イチローと比較するぐらいの素質を持ってるし、自覚もある」と、青木に「自立」を求めた。時には厳しく、高田野球が集大成を見せる。【由本裕貴】

 [2010年2月1日8時50分

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