楽天は3日、沖縄・久米島キャンプ第1クールを打ち上げた。ブラウン新監督の意向で1、2軍全選手合同でのアップを実施。1日約8時間の練習を行ったが離脱者もなく、順調に滑り出した。同監督は、愛用する移動用電動二輪車「セグウェイ」で施設内を、くまなく回り選手を洞察。「他球団のことは知らないが、ウチが日本で一番、しっかり練習している」と手応えを得た。

 神出鬼没の新指揮官は、打撃投手を買って出て第1クールを締めた。「仕事だから。これからも続けていくよ」。どっしり腰かけ、練習を見つめた野村前監督とは180度違う。47歳の“青年監督”は「私を知って欲しいから」と絶えず声を掛けて回った。「より細かく。チームプレーや状況打撃を入れていく」と今後の見通しを語った。5日からの第2クールで、目指す野球のひな型が見えてくる。【宮下敬至】

 [2010年2月4日10時50分

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