城島ロードの誕生だ!

 高知・安芸市営球場のメーン球場からブルペン、サブ球場への移動区間が選手専用に仕切られることが、5日分かった。球場関係者は「城島選手はもちろん、地元の二神選手も来ますし、例年よりもお客さんも増えるでしょう。安全も確保しないといけないので」と説明し、19日の1軍合流に合わせて設置する。バックスクリーン裏に新たな花道が誕生する。

 Qちゃんロードなどアスリートが走ってきた道が名所になるのはよくある。が、この道を城島はまだ走っていない。メジャー帰りで注目の捕手を、来るべきフィーバーから守る道だ。

 メーン球場から移動する選手は、バックスクリーン裏を通らなければならない。ブルペン行きの階段とサブ球場行きの階段があり、ファンも行き交うスペースを通過してきた。その区間でファンに取り囲まれることなく約30メートルの最短距離で移動できるよう、三角コーンとポールを常設して扇状の選手専用ゾーンを確保する。

 ファンからすればもの寂しさもあるが、「城島さんは沖縄でもサインを多くしている。ファンの方には申し訳ないですけど、選手とファンの方の安全のためです」(同関係者)。メーン球場からサブ球場、ブルペンへの移動は安芸のキャンプ地でファンと選手が唯一接点を持てるアタッキング・ポイントだ。沖縄キャンプでも、連日サインに応じる城島がターゲットになるのは間違いない。安芸のブルペンの往復では、サインはできなくてもこの三角地帯が城島の花道になる。

 [2010年2月6日12時14分

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