右ひざリハビリで別メニュー調整中のソフトバンク松中信彦外野手(35)が、9日にもロングティー打撃を開始する。

 松中が打撃練習の段階を1つアップさせる。8日、室内練習場で行ったティー打撃。いまだダッシュのできない右ひざをかばいながらも、主砲は鋭い打球を繰り返した。「打撃に関しては問題ない。あとはひざの状態」。2日に4カ月ぶりとなるティー打撃を再開してからは、ひざに負担をかけないように少しずつ強度を上げてきた。次の段階としてロングティーを行う考えを示した。

 内角の球を強引に引っ張っても、右翼ポール際でファウルゾーンに切れない打撃技術が主砲の持ち味。打球にフェード回転を与えられるかどうかがカギになるため、次の段階として長い飛距離でボールの軌道を確認する。「ロングティーをしたいけど、場所がないんだよ…」。リハビリ中のため室内練習場でしか行えない可能性は高いが、主砲が1歩ずつ復活に近づいていく。

 [2010年2月9日11時44分

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