大先輩の教えを、即実践した。西武ドラフト1位ルーキー菊池雄星投手(18=花巻東)は宮崎・南郷キャンプの13日、ブルペンに入らずに調整した。予定していた遠投は行わず、60メートルほどのキャッチボールのみ。「橋本コーチに休む時は休めと言われて」と説明した。前日12日に工藤から「ブルペンに入らない日をつくるのが必要」と言われたことを実行した。さらに「明日も(ブルペンに入らず)休みますし、その次の日も(オフで)休みます」とブルペン“3連休”の予定を明かした。ここまでのハイペース調整から一転して、大胆なペースダウンを決断した。

 首脳陣からは16日のフリー打撃登板を打診されている。これまで打者との対戦を熱望してきたが「体と相談して考えます」と即答しなかった。はやる気持ちを抑え、今はゆっくりと歩みを進める。

 [2010年2月14日7時32分

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