右打ちのテギュンだ。ロッテ金泰均(キム・テギュン)内野手(27=ハンファ)が13日、石垣島キャンプ初の紅白戦で自慢のライトバッティングを披露した。紅組の「4番一塁」で先発し、2回にいきなり持ち味を発揮した。カウント2-2からの外角直球を逆らわずに右前に運んだ。打たれた小林は「右に打ってくるとは思ってなかった。外角低めの変化球にはバットが止まるし、選球眼がいい。大振りしてこないし、相手にしたら嫌な打者」と、好打者の雰囲気を感じたと明かした。

 続く2打席は連続三振だったが、8回にまたもや右前打を放った。前日までは体調不良を訴え、2日連続で「半ドン」で早退していたが、不安をぬぐう2安打だった。金も「イメージしたライトヒットが打てて良かったよ。紅白戦は体を作る過程の1つ。体ができたら内角も打つよ」と意識的な右打ちと話した。西村監督は「金が追い込まれてから右前にヒットを打ったね。しっかり考えてくれている」と満足そう。主砲にベンチが求めるのは、本塁打ばかりではない。【金子航】

 [2010年2月14日7時41分

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