日本ハムのドラフト3位加藤政義内野手(22=九州国際大)が、初の対外試合出場で株を上げた。13日、阪神との練習試合に1番遊撃手で先発し、3打席目に適時二塁打を放ち初安打初打点を挙げた。守備で悪送球があり「今日は余裕がなかった」と振り返ったが首脳陣から高評価。開幕1軍に向けて好スタートを切った。

 野球センスを随所に見せた。適時打はカウント2-2からの5球目、阪神金村暁の126キロのフォークボールをしっかりと引きつけ、右中間に打ち返した。次打者、陽の中前安打では二塁から一気に生還し俊足も披露した。

 守備では5回に併殺を狙い二塁に悪送球。「やっちゃいました。でも、これで緊張が取れると思います」と前向きだった。福良ヘッド兼打撃コーチも「あれだけ振れてるし、エラーはしたけど守備も無難にこなしていた」と評価。加藤政は「今は結果も大事ですが、1打席1打席集中していきたいです」と笑顔だった。

 [2010年2月14日10時24分

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