日本ハム木田優夫投手(41)が14日、1軍合流後4日連続でブルペン入りした。木田が以前から希望していた中嶋捕手兼任コーチ(40)が相手役を務め、41歳+40歳の「81歳バッテリー」が実現。直球やカットボールなど変化球を交えて55球を投げた。普段は年下の捕手が相手だが、この日は同学年である同コーチの「ナイスボール」という声に思わずニヤリと見つめ合う場面もあった。

 12日に木田から中嶋兼任コーチに「なかなか受けてくれないね」と、話したことがきっかけだった。木田は入団後から「機会があればバッテリーを組んでみたい」と話しており、シーズンでの実現に向けて予行演習にもなった。投球後の木田は「やっぱり、大ベテランなので緊張しました」と兼任コーチに敬意を表した。球界最年長バッテリーの記録達成に向けて、まずは第1歩を踏み出した。

 [2010年2月15日10時23分

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