右ひざ手術から復帰を目指すソフトバンク松中信彦外野手(36)が、A組(1軍)が福岡に戻る24日以降もB組とともに宮崎に残留する可能性が出てきた。16日、松中は「いるんでしょうね。でもオレが決めることじゃない。首脳陣が決めることだから」と語った。

 ここまでは完全別メニューを続け、B組(2軍)本隊にも合流していない。寒さの影響もありエンジンをかけにくい状況だ。B組は28日まで宮崎で練習する。早期の実戦復帰は難しいことから、福岡より数段温かい宮崎に4日間残留する方が、松中にとっては有意義といえる。

 一方で、バットを一切握らなかった14日から一転、この日は11日以来5日ぶり2度目のマシン打撃を敢行した。約80球のうち、ほとんどをバットの芯でとらえた。「ひざは問題ない。屋外でやるとどうしても遠くに飛ばそうとしてしまう。室内ならインパクトだけに集中できる」。主砲は試行錯誤を繰り返しながら少しずつ前進を続けている。

 [2010年2月17日11時28分

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