ソフトバンクのブライアン・ファルケンボーグ投手(32)も順調な実戦スタートだ。20日紅白戦で守護神馬原と競演。1回を投げ、無安打無失点の3人斬り。変化球にも冴えをみせ「今の時点では満足。今日は全球種を試した。直球も、カーブもよかった」と笑顔で振り返った。

 昨年終盤に発症した右ひじ炎症も問題ない。キャンプメニューを順調にこなし「肩はまだ仕上がっていない。もう少し時間がかかる」と、完全復活まで、あと少しのところまできている。課題に残ったのは「ゲームに慣れること。フォークはまだ精度が足りない」(ファルケンボーグ)。あとは実戦感覚を養うこと、連投を可能にすること、この日なかったフォークボールで空振りを奪うシーンを増やすことの3点。オープン戦登板を重ね、解消していく予定だ。

 昨年46試合登板で防御率1・74。抜群の安定感を誇った舶来右腕は、今季も頼もしい活躍を見せてくれそうだ。

 [2010年2月21日11時50分

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