ソフトバンク大場翔太投手(24)が開幕ローテ争いのがけっぷちに立たされた。24日の2軍練習試合・新日石ENEOS戦に2番手で登板して4回2安打1失点2四球。数字はまずまずだったが、7回2死からソロ本塁打を浴びたほか、打者13人に対し、0ストライク2ボールが5度と制球にも課題を残した。「球にバラつきがあって修正しきれなかった。ちょっと悔しい」と唇をかんだ。キャンプでは計1534球で「投げ込み王」に輝いたが、結果につなげられなかった。

 ライバルたちに引き離された。巽と岩崎は対外試合2戦でともに計7回を無失点。対する大場は18日の韓国KIA戦でも3回7安打3失点と崩れている。この日の登板は1軍首脳陣が福岡へ戻った後だったが、3人を見比べた斉藤2軍投手コーチは「以前は大場が1番上だったのに、今は(巽、岩崎の)2人に比較して劣っている。周りを気にしすぎ」と指摘。今回の結果をふまえて決定される次回登板が正念場になる。

 [2010年2月25日11時43分

 紙面から]ソーシャルブックマーク