<ソフトバンク1-2西武>◇2日◇福岡ヤフードーム

 今季初の同一リーグとの対戦で、ソフトバンクの決定力不足が目立ってしまった。1点を先制された直後の4回裏。2つの四球と安打で無死満塁のチャンスをつくった。打席には6番に入った助っ人の李■浩(イ・ボムホ)内野手(28=ハンファ)。カウント2-2から西武山崎が投じた134キロの外角球を思いきり振り抜いたが、打球は力なく二飛。この日は4打席無安打に終わり「今日はノーコメント」と足早に車に乗り込んだ。

 李が打ち取られた直後に7番松田の左犠飛で何とか1点を取ったが、この日の得点はこれのみ。得点圏に進んだのが6回もあったが、適時打は出なかった。2月28日の韓国ロッテ戦と合わせて、12度の得点圏でタイムリーなし。秋山監督も「ん~、パッとしなかったな」と渋い表情だ。

 4番に座る小久保もここまで対外試合に4試合出場し、11打席ノーヒットと当たりが出ない。「今日は打席での“しっかり感”が出てきた」とベテランらしく焦りはないものの、開幕まで残り17日と時間にさほど余裕がないのも事実。4投手で2失点に抑えた試合で黒星を喫したことに、ファンが不安を感じたことは間違いない。※■は木ヘンに凡

 [2010年3月3日12時9分

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