<日本ハム6-3阪神>◇3日◇札幌ドーム

 日本ハムのドラフト3位ルーキー加藤政義内野手(22=九州国際大)が、鮮やかな本拠地デビューを飾った。代打で登場すると、左中間へ適時二塁打。本拠地初打席で、初安打初打点を記録した。目標とする開幕1軍入りへ、好スタートを切った。

 大歓声で迎えてくれた本拠地ファンへ、しっかりとバットで“自己紹介”した。日本ハムのルーキー加藤政が、札幌ドーム初打席で適時二塁打を放った。「かなり緊張しました。やっぱり(雰囲気が)全然違いますね。打席に入っているときは余裕がなかったけど、ベンチに帰ってからすごい気持ちいいなぁと思いました」。試合後はさわやかに汗をぬぐった。

 6回2死一塁、金子誠の代打として場内アナウンスされると、大きな拍手がわき起こった。「聞こえました。うれしかったです」。本拠地初見参の自分へ向けられた、2万人を超える好奇の目。だがプレッシャーに押しつぶされることなく、12年目ベテラン福原の直球を左中間へ。左翼手藤川俊が追いついたかに見えたが、最後の“ひと伸び”でグラブをすり抜けた。梨田監督も「相手の守りのミス」と振り返ったが、ベンチ裏で見守った東北高の先輩ダルビッシュは「よかったですね」とたたえた。

 6人いる新人選手の中で、唯一1軍キャンプに参加した。疲れ切った体は悲鳴を上げ、「(夜の)ニュースまで起きていられません」と、ベッドに腰を下ろすとすぐに眠りにつく日々。前日2日も東京で新人研修会に出席し、札幌入りしたのは午後10時すぎだった。蓄積される疲労は抜けないが「寮でいくら丼が出たんです。海産物が好きだし、1軍にいたらおいしいものもいっぱい食べられますね」と屈託なく笑う。その“強さ”が、どんな舞台でも動じないプレーにも表れている。

 目標である開幕切符をつかむためには、アピールを続けることが大事になる。「今は毎日勉強させてもらっています。教えられたことを意識しながら臨んでいきます」。まだ雪の積もる北海道で「サクラ」を咲かせるつもりだ。【本間翼】

 [2010年3月4日9時59分

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