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中日ブランコがお目覚めの1号

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<中日2-0巨人>◇4日◇ナゴヤドー厶

 オチアイさんのおかげで、キングがお目覚めだ! 昨季2冠王の中日トニ・ブランコ内野手(29)が巨人戦(ナゴヤドーム)に4番一塁でスタメン出場。3回にはバックスクリーン左横に弾丸ライナーの決勝2ランをぶち込んだ。練習試合からこの日まで16打数1安打と苦しんでいたが、試合前に落合監督から打撃指導を受けると即、不振脱出。やっぱりブラ砲が打たなければ、恐竜打線じゃない。

 ようやく出たファン待望の一発だ。3回2死二塁。ブランコが巨人東野の初球シュートを豪快に振り抜いた。その瞬間、弾丸ライナーがバックスクリーン左横に飛び込んだ。ガチャン! 推定飛距離130メートル。昨年の本塁打キングが放った「オープン戦1号」は超ド派手な2ランだ。2月28日には体調不良でオープン戦を欠場するなど、苦しんでいた主砲だが、強烈な一発でようやくお目覚めだ。

 悩んでいた。沖縄での練習試合からこの日まで16打数1安打(8三振)と低迷。23日の楽天との練習試合(北谷球場)で本塁打を放って以降、ヒットが出ていなかった。2日の広島戦では9回に三飛に打ち取られ、めずらしくバットをグラウンドに投げつけた。この日は、普段使わない青色のマスコットバットでフリー打撃を実施した。だが、何よりも不振脱出のきっかけとなったのは落合監督のアドバイスだった。

 ブランコ うまく打つことができたよ。監督の言葉がなかったら、打てなかった。内容? 技術的なことさ。自分が忘れてしまっている時にいつも的確なアドバイスをくれる。それが自分にとっては良かったんじゃないかと思う。

 振り返ったのは試合前の練習。打撃ケージの後ろから指揮官に呼び止められた。身ぶり手ぶりの打撃指導が30秒ほど。ブランコは内容を明かさなかったが、投手側へ早く体重移動してしまうことを注意されたようだ。ブランコは来日直後の昨年2月にも落合監督から打撃指導を受けて不振を脱出。「オチアイサン」には絶対の信頼を置いている。

 ぽちゃり体形も脱出しつつある。キャンプ前に来日したときには帰国時よりも体重が5キロ近く重い、115キロ。少し太めだったが、減量に励んで現在は110キロ。「足腰がまだできていないけど大丈夫。神様を信じているんで問題ないよ。監督が何が必要かアドバイスしてくれるから大丈夫さ」と口もなめらかだ。天の神様、ベンチの指揮官様に愛され、キングが眠りから覚めた。【桝井聡】

 [2010年3月5日10時28分 紙面から]


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