岡田オリックスが強力助っ人に狙いを定めた。昨年、楽天の異端マスコットとして活躍した「超特大ゴーヤ」の獲得を目指すことが5日、明らかになった。

 2月、楽天に新マスコット「Baby-Brown」が誕生。あえなく“戦力外”となったゴーヤだが、オリックス広報担当は「今年も球界を盛り上げたい思いが強いと聞いた」とゴーヤの思いをどこからか入手。ファンサービスに力を入れるオリックスは本格調査に乗り出した。

 表舞台から消えたゴーヤの捜索は難航をきわめたが、9日の古巣楽天戦(姫路)に姿を現すのではないかとの不確定情報をキャッチ。接触に成功すれば即、正式オファーを出す。

 オリックスにはネッピー&リプシーの正統派マスコットが存在するがヒールは不在。ゴーヤは敵軍の応援歌を大声で歌うなど、異色のキャラ。その破天荒さは楽天で究極のヒールといわれたMr.カラスコにもどこかダブり、ファンの注目度も高かった。

 20日、京セラドームでの開幕戦も楽天が相手。昨年は楽天に4勝19敗1分けと惨敗したが、岡田オリックスが戦力を引き抜いて雪辱を果たす。

 [2010年3月6日12時21分

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