<阪神0-1西武>◇7日◇倉敷

 阪神ドラフト1位二神一人投手(22=法大)が、開幕ローテ入りをアピールした。7回から3番手で登板し、真っすぐと変化球をコーナーに決める高い制球力で2回を1安打無失点。オープン戦通算も2試合で6回2失点の安定ぶりだ。「ゲームを壊すことなく、投げられたのが収穫。チャンスは限られているし、少ないチャンスを生かさないと、と思って投げてます」。開幕が近づいてサバイバルの様相を呈してきた1軍争いの中、落ち着いた投球内容。だが結果を出し続けていても、現状に満足はしていない。「ストレートが全体的に弱いし、すべて(抑えるのに)ギリギリで、まだまだ力不足です」。課題の体力アップも並行し、あくなき向上心で結果を残し続ける意気込みだ。

 [2010年3月8日11時44分

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