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雄星17日教育リーグで“御前投球”へ

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石井貴コーチ(左)が見守るなか、縄跳びする雄星(撮影・沢野健太)
石井貴コーチ(左)が見守るなか、縄跳びする雄星(撮影・沢野健太)

 また1つ、階段を上がった。西武ドラフト1位ルーキー菊池雄星投手(18=花巻東)が12日、西武ドームで2度目のフリー打撃に登板。2人目の打者の斉藤にスライダーを5球連続で投じて、すべて芯を外して打ち取った。スライダーを27球投げて安打性の当たりも許さず、ボール球も7球。「(真っすぐも含めて)コントロールがまとまってきた」と手応えをつかんでいた。11日、テークバックが小さくなっていたフォームをダイナミックだった高校時代のものに戻すと決めたばかり。直球にはまだ打者をねじ伏せるような圧倒的な力強さはないが、もう1つの武器に安定感が出てきたのは心強い。

 坂田、ルーキー美沢将内野手(22=第一工大)ら打者3人に対して97球、ブルペンと合わせて球数はちょうど200球。感覚をつかみつつあるからこそ、投げ込んだ。さらに「工藤さんに体が動きを覚えるのに3000回は必要だと言われて、昨日寝る前に300回シャドーピッチングをやった。反復が近道なので続けます」とフォーム固めに余念がない。練習後の試合でもボールボーイなどの仕事の合間にシャドーピッチングを繰り返した。

 小野2軍投手コーチは「ゲームで見てみたい。課題を克服しようとする姿勢を見せてくれれば、投げさせると思う」と、17日の教育リーグ・ヤクルト戦(西武第2球場)に登板させる方針だ。渡辺監督が視察に訪れる予定で「成長した姿を見せたい。1カ月とか先の姿をイメージできる投球をしたい」と、“御前投球”にモチベーションがさらに高まった。原点回帰を決断し、解き放たれつつあるフォームの呪縛(じゅばく)。迷いの消えたボールを、指揮官の目に焼きつける。【亀山泰宏】

 [2010年3月13日9時36分 紙面から]


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菊池雄星

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