<日本ハム8-1ロッテ>◇13日◇東京ドーム

 ロッテの新4番・金泰均内野手(27=ハンファ)がダルビッシュから推定140メートルの特大弾を放った。1点を追う4回1死走者なしから、144キロ内角直球をコンパクトに振り切り、左翼上部の「オーマイパスタ」の看板を直撃。金森打撃コーチは「すごい当たり。オーマイパスタじゃなくてオーマイゴッドだね」と絶賛した。

 昨年のWBCでもダルビッシュから1安打2四球と相性の良さがあった。12日の西武戦でも広角に打ち分けて3安打2打点と、調子は上向き。試合前に「体はいつでもシーズンに入れる状態。あとは結果を出すだけ」と話していた通り、強烈な存在感を示した。

 打率も3割7分5厘とハイアベレージだ。金森コーチは日本人投手に対応できる3つの理由を挙げた。<1>スイングする時に体から手が離れない<2> 軸がぶれない<3>逆方向に打てる。この基本の打撃ができるため、ボールに力が伝わるところまで待ってとらえることができ、変化球にも対応できるという。

 7回の3打席目はツーシームで三ゴロに詰まらされた。だが「ダルビッシュがツーシームを投げるとは知らなかった。次からは対応できる」と、難攻不落の右腕攻略に自信たっぷりだった。【鳥谷越直子】

 [2010年3月14日8時52分

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