<オープン戦:阪神0-7広島>◇20日◇福岡ヤフードーム

 阪神城島健司捕手(33)が、自分のリードを反省した。移籍後初めて古巣ソフトバンクの本拠地ヤフードームでの試合となった広島戦に「6番捕手」で先発。初のフル出場をしたが7失点の大敗を喫した。

 帰りの通路でまゆをハの字にした。「7点もとられましたよ。どとうの7失点」。福岡凱旋(がいせん)で試合前には「城島お帰り~」というファンの声に帽子をとって応じた。ホームチームの一塁側ベンチに向かう際に「慣れてる、慣れてる」と笑うなど余裕があったが、白星は逃した。

 城島が反省したのは4回だ。安藤との「開幕バッテリー」で、7本の長短打を集中されて6失点。「ボール自体は悪くない。広島は真っすぐ系をどんどん振ってくるチーム。そこに僕の配球がドンピシャで当たってしもうた。シーズンが開幕していきなり面食らうよりはよかったと思うが、安藤に申し訳なかった」。

 21日は同じ広島と最後のオープン戦(マツダ)を迎える。3・26開幕に向けて「会心のゲームがしたい」と目標を掲げているだけに「勝つに越したことはない。負けて気持ちのいい人はいないでしょう」ときっぱり言った。

 [2010年3月21日12時3分

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