<日本ハム3-5ソフトバンク>◇20日◇札幌ドーム

 ソフトバンク勝利の方程式「SBM」が、開幕戦からそろい踏みでリードを守り抜いた。1点リードの7回。杉内に代わり摂津が登板した。新人だった昨季70試合に登板した鉄腕も初体験の開幕戦マウンド。「やっぱり緊張しました」と、先頭の二岡に中前打を許した。それでも続く稲葉から三振を奪うと、4番高橋を併殺打。昨季同様の冷静さで、きっちり仕事を終えた。

 8回はファルケンボーグ。「今日はパーフェクトには遠かったが、0点で3つのアウトを取れてよかった」。2つの内野安打で得点圏に同点のランナーを背負ったが、最速147キロの力強い直球を武器に危なげなく後続を打ち取った。

 最終回は守護神の馬原が締めた。「向こうもダルビッシュだったけど、うちも杉内さん。絶対に落とせない試合だった」。簡単に2アウトを取ると、ラストは稲葉を鋭いフォークで空振り三振。ウイニングボールを杉内に手渡した。昨季そろい踏みした試合は18勝4敗2分け。最強救援トリオが、万全のスタートでチームに安心感を与えた。

 [2010年3月21日12時10分

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