<巨人4-1ヤクルト>◇26日◇東京ドーム

 ヤクルトは打線に不安の残る黒星スタートとなった。内海、クルーンの継投の前に5安打12三振。得点は4回の敵失による1点に終わり、エース石川雅規投手(30)を援護できなかった。オープン戦では16試合を戦い、12球団ワーストの打率2割1分9厘。その不振を引きずったまま、シーズンに突入してしまった形だ。高田繁監督(64)も「ちょっと打線がね…。1点取っても、すぐ取られたね」と言葉少なで、落胆の表情を隠せなかった。

 左腕内海の攻略をにらみ、右打ちのルーキー荒木貴裕内野手(22=近大)をヤクルトの新人野手では40年ぶりとなる開幕スタメンで起用。それも、3打数無安打2三振に終わった。「悔しい。打てそうな感じもなく、あっさりとアウトになった」。プロの壁を感じさせられたが、遊撃での3度の守備機会は無難にこなした。期待のルーキーの収穫を糧に、第2戦へ切り替える。

 [2010年3月27日8時21分

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