西武を昨季限りで戦力外となった三井浩二投手(36)が現役を引退することが30日、分かった。移籍先を探して、合同トライアウトに参加。今年に入って楽天やソフトバンク、渡米して大リーグ数球団の入団テストも受けたが、不合格となっていた。「自分の中でもう十分やったと思う。気持ちに区切りをつけました」と引退の意向を表明した。今後は未定だが「野球関連の仕事を探していきたい」と話した。08年オフにはポスティングシステム(入札制度)でメジャー移籍を目指したが、2度とも入札がなかった。ハートの強さが売りだった左腕は、プロ9年間で282試合36勝20敗1セーブ54ホールド、防御率4・45の成績を残して球界を去る。

 [2010年3月31日9時16分

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