<横浜4-3広島>◇13日◇横浜

 「マエケン特急」が小休止した。開幕からノンストップで快投を重ねてきた広島前田健太投手(22)が珍しく精彩を欠いた。マウンドでは何度も首をかしげる。“異変”は初回から生じていた。先頭下園には左翼線二塁打を許した。石川の犠打で1死三塁。普段はピンチで粘るエースが、こらえきれない。内川に曲がらないスライダーを右前にはじき返され、先制点を与えてしまった。

 初回の失点は、今季18試合目の登板で初めて。2回には初対決のハーパーにスライダーをとらえられ、右翼席にソロ弾を浴びた。2イニング連続失点も今季初めてだった。今季最短の5回で降板し、今季ワーストの10被安打で4失点。広報にコメントを求められても「チームに申し訳ない。今日は何もありません」と話すのが精いっぱいだった。

 今季はここまでハーラートップタイの11勝を挙げ、奪三振数、防御率もリーグトップ。球宴ではファン投票、選手間投票で1位の票を集めた。広島では82年北別府以来の7月12勝到達を狙ったが、大野ヘッド兼投手コーチが「キレがない。いつものマエケンではない」と話すなど本調子には程遠く、今季4敗目。打線は3点を返したが、1歩及ばずチームは3連敗。今季最多タイの借金14に後退した。【酒井俊作】

 [2010年7月14日12時49分

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