西武は24日、不適切な指導の疑いがあったとして解任した大久保博元・前2軍打撃コーチ(43)に関する事情聴取を埼玉・所沢の2軍寮内で行った。

 対象が2軍コーチスタッフ中心だった23日に続き、この日は選手15~16人が呼ばれた。同コーチが雄星投手(19)に体罰的な指導があったとされる問題について、質問を受けたという中堅選手は「その場で見てないから、答えようがない」と異例の事態に戸惑うばかり。7時間以上に及ぶ聞き込みを終えた鈴木葉留彦編成部長(59)は「全選手ではないが、今後も調査は継続します」と話し、1、2軍合同練習が始まる25日も、指名した関係者から事実関係を確認する。

 雄星はこの日も問いかけに応じず、調査結果が出るまで無言を貫くとみられる。練習では、同じ肩痛から復活を目指す岸とキャッチボールを行い、故障明け最長となる30メートルまで距離を伸ばした。

 [2010年7月25日8時39分

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