ハム中田沈黙…連続試合安打10でストップ
<日本ハム0-2ソフトバンク>◇31日◇札幌ドーム
怪物のバットが沈黙し、試合も負けた。日本ハムが完封負けを喫し、5位に転落した。中田翔内野手(21)は7回1死二、三塁の好機で三振に倒れるなど4打数無安打で、連続試合安打は10でストップ。打線もソフトバンク投手陣の前に散発6安打に抑え込まれた。貯金をはき出し、順位も8月10日以来の5位に転落。首位とは6・5ゲーム差に開き、逆転優勝は苦しくなってきた。
期待の結晶の巨体が泳がされ、ひざが折れた。中田が、息の根を止められた。2点を追う7回1死二、三塁。摂津を連打で追い詰めた。カウント2-2からの7球目だった。真ん中低めに沈むシンカーに、バットが空を切った。チームにも秋風が吹いた。「落ち込むんじゃなくて使ってもらっていることに感謝の気持ちを持って、切り替えていきたい」と気丈だった。
今季10度目の完封負けで、首位ソフトバンクと6・5差に広がった。痛い1敗の責任を、中田に負わせるのは酷だが、手負いの布陣の中で希望の光の1つだった。この試合まで10試合連続安打。糸井が欠場して、打順は1つ上がり、6番で2試合連続で抜てきされたが、4打席3三振。「打てない時は積極的にいけていない」と自覚しながらの必死の抵抗は、空回りした。
ソフトバンクの小気味良い継投の前にその7回は、紺田も倒れ無得点。8回にはファルケンボーグを攻め込んだが、スコアボードを「0」のまま微動だにできなかった。梨田監督は「今日はホールトンが良かった。でも、まさか5回1/3で代えるとは思わなかった」。想定を超えた策に翻弄(ほんろう)され、身上のつなぎの打線が分断された。
3連敗で勝率5割。オリックスにかわされ8月10日以来の5位に転落した。ソフトバンクと直接対決6試合を残してはいるが、あきらめないと公言している逆転優勝は、さらにかすんだ。暗いXデー到来は現実味を増した。【高山通史】
[2010年9月1日11時13分 紙面から]
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