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ハム大野絶妙配球で武田勝12勝目アシスト

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ファンの声援に応える武田勝(右)と大野(撮影・井上学)
ファンの声援に応える武田勝(右)と大野(撮影・井上学)

<日本ハム2-1ソフトバンク>◇2日◇札幌ドーム

 お立ち台の2人の間には「ラブ」があふれていた。日本ハム大野奨太捕手(23)が、絶妙の配球で武田勝の12勝目をアシスト。“年下女房”が「勝さんのいいボールを、いいところに投げさせようとだけ考えました。ていねいに投げてもらいました」と“夫”をたたえれば、武田勝も「(大野)奨太、ありがとうございます」とニヤリ。そのまま熱いキスでも交わしてしまいそうなほど濃密な空気に、スタンドは沸いた。

 武田勝とソフトバンク打線が対戦するのは、今季すでに6度目。大野はマスク越しに「向こうも考えてきている」と感じた。低めにコントロールされたチェンジアップを決め球に、内外角の直球とスライダーを布石にして攻めた。主砲オーティズには執拗(しつよう)な変化球攻めで3打席連続三振。「どうやって最後(決め球)まで持っていくかを考えながらやりました」。カードゲームやボードゲームが得意な“策士”は、強力打線との「読み合い」に、勝った。

 4回には左翼席へ勝ち越し弾を放つと、直後の5回には、リーグトップタイの53盗塁を記録している本多の二盗を阻止。「(盗塁してくる可能性が)100%だったので、準備しました」。3球連続のけん制球でくぎを刺し、課題として取り組んできたすばやいスローイングを披露。リーグ屈指の韋駄天(いだてん)を鎮圧した。

 ダルビッシュの登板試合でもここ2試合はマスクを任せている梨田監督も「かなり苦心してリードしていた。あそこで(盗塁を)刺したのは大きかった」と、成長を続ける23歳に目を細めた。残り21試合で、首位西武とは5ゲーム差。限界点の瀬戸際で、踏ん張った。【本間翼】

 [2010年9月3日11時12分 紙面から]


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大野奨太

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