高橋建投手(41)の引退を、広島ナインが惜しんだ。野村監督は8日、電話で高橋と話した。「前半戦はいい働きをしてくれたし、もう少し起用の仕方を工夫すれば違った形になったのかも。いいパフォーマンスを見せられず迷惑をかけましたと言っていた。少しでも長く現役を続けてほしかった」とねぎらった。

 94年ドラフト同期入団組も感慨深かった。1位の山内投手コーチは「社会人のときから見ていて、すごい投手だなと思っていた。なんで4位指名なんだろうと思ったほど。お疲れさまと言いたい」と振り返り、5位の横山は「僕が駆け出しのころ、もう1軍でバリバリ投げていてあこがれの存在だった。まだまだやれると思っていたけど体力面や精神的にもいろいろつらかったんでしょう」と話した。2位の嶋も「人間的にも野球人としてもすごく尊敬できる人だった。すごく寂しい思いがある」と残念がっていた。

 [2010年9月9日10時57分

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