大幅譲歩で決着した交渉に、球団側も胸をなでおろした。ソフトバンク小林至取締役(42)は「どっちが正しいとかではない。ギャップを埋めることに全力を尽くした」と話した。14日に、コミッショナーからは、減額制限を超える減額に同意があったかどうかの事実確認をするように求められた。だが、15日に再開した交渉では、あえてその部分については話し合わず、譲歩した契約の詳細について話し合った。「こちらの正義もあれば、向こうの正義もある。お互いに前を向きましょうということ」と経緯を説明した。

 [2011年1月18日9時52分

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