広島ドラフト3位の岩見優輝投手(24=大阪ガス)が成り上がる!
沖縄キャンプ休日の9日、カープ担当酒井の直撃インタビューで1軍フル帯同を誓った。ソフトバンク杉内俊哉投手(30)を理想に挙げ、脱力投法を追求。ドラフト1位福井優也投手(23=早大)らにライバル心を燃やした。
-早くも第2クールが終わった。疲れもたまるころだが、どうだろう
岩見
第2クールはキツかったですね。ずっと疲れがありました。でも、先輩たちは言い訳もせず、投げられている。この環境に慣れていかないといけない。
-これまで練習7日間で6回ブルペンに入っている。順調だと思うが
岩見
予定通りです。体に問題もありませんから投げ込みます。僕は投げて感覚をつかむタイプ。投げないと不安になるんです。
-ブルペン投球でキレのある球を投げていると感じた。他球団スコアラーも高く評価する
岩見
他の投手はみんな大きいですが、僕は体が大きいわけじゃない。キレで勝負するしかない。
-確かに体は大きくない。参考にしている投手もいるはず
岩見
僕の場合、完全に杉内投手ですね。無駄がなく、投げる瞬間だけに力が入っています。球速がそこまで出ていなくても、打者が打ちにくそうですよね。
-過去に杉内投手を取材したことがあるが「0から一気にリリース時に100に持って行くのが理想の投球」と言っていた
岩見
僕はまだまだですね。テークバックの時に60くらいの力が入ってしまっている。もっとテークバックで力を抜きたい。このフォームにしたのが大学3年の始めで、経験も浅い。どうしてもテークバックを気にしないと投げられない。無意識に投げられるようになるのがベストですね。
-ドラフト3位での入団。悔しさがあった
岩見
実際、もうちょっと早く指名されると思っていた。4位以下なら大阪ガスに残留でした。監督とは「3位までしかプロに行きません」と話して。3位で残り3チームになっても、まだ指名されていなかった。めっちゃ緊張しました。名前が呼ばれた瞬間は一気に心拍数が上がったし素直にうれしかった。
-ドラフト1位の福井らと争う立場だ
岩見
1位とほかの順位は「違う」と聞いていたけど、実際プロに入って本当に違うと肌で感じました。「1位で入っておくべきだった」と…。だから、福井には絶対負けたくないし、(2位)中村にも。2人を囲んでいる多くの記者の方には「来年はこっちに来い」という気持ちでやっています。僕は気になるんです。とても負けず嫌いなので。とにかく1年間1軍にいることが目標。1日1日が勝負。その積み重ねが結果になると思っています。【酒井俊作】
[2011年2月10日10時54分
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