広島は統一球対策のため、ユニークな道具を使う。まずは長さ1メートル、重さ1・1キロのティー打撃用バット。浅井打撃コーチは「ギリギリ振り切れる重さ、長さ。上体だけで振るとフォームが崩れる。下半身で振ることを意識させたい」と説明した。また、特製ボールも使う。通常より約100グラム重い240グラムのもの。浅井コーチは「シンでしっかりとらえないと飛ばない。ポイントがずれると重さに負ける。速い球に押し負けないため」。シンで打たないと飛ばない統一球対策になる。8本の長尺バットと400個の重い球がチーム打力アップに一役買う。

 [2011年2月10日10時34分

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