仲良しトリオはもう解散?

 中日の新外国人フェリックス・カラスコ内野手(ドミニカ共和国リーグ)が14日、24歳の誕生日を迎え、関係者から特大の誕生日ケーキをプレゼントされた。普段から行動をともにするブランコ、グスマンからも祝福され「3兄弟」の末っ子は大喜びだ。

 「こんなことをやってもらえるなんて本当に驚いたよ。(グスマンとブランコの)2人とは普段から本当に仲がいいんだ。祝ってもらってうれしいね」。

 ただ「昨日の友は今日の敵」でもある。今日15日から練習試合、韓国サムスン戦(北谷)を皮切りに練習試合がスタートする。試合では3人をそれぞれ一塁、三塁、外野に同時先発起用して競わせるというプランもあり、3人がライバルになることは間違いない。「そうだね。みんなが同じ活躍ができればいいんだけど…」。

 困惑した表情のカラスコだが、この日もいきなりグスマンから先制パンチを浴びた。最近、チーム内では小田が命名したカラスコのニックネーム「タバスコ」が定着。会場に用意されたケーキにタバスコをかけられそうになったのだ。チェン、ネルソンが先発ローテで回ると野手の外国人出場枠は2。3人で2つのいすを争う構図だが、最も実績で劣る、いじられキャラの末っ子は、競争に勝ち抜くことはできるだろうか。【桝井聡】

 [2011年2月15日11時19分

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