ヤクルトが今秋ドラフト1位候補に、明大・野村祐輔投手(3年=広陵)をリストアップした。野村は現在東京6大学リーグで19勝を挙げる右腕で、最速149キロの直球にカットボール、チェンジアップなど多彩な変化球を操る。昨年は4球団競合の末に、日本ハム斎藤佑樹投手(22=早大)をクジで外したが、再び東京6大学の星に熱視線を送っている。球団関係者は「今年は投手になる。(野村は)試合をつくる力がある」と高評価。左腕では東洋大・藤岡貴裕投手(3年=桐生一)をトップ評価し、野村とともに1位候補に挙げる。東海大・菅野智之投手(3年=東海大相模)、近大・中後悠平投手(3年=近大新宮)を含めた大学生投手4人を特Aランクとして、重点的に調査を進める。昨年は早々と日本ハム斎藤の1位指名を公言したが、今年はドラフト直前まで慎重に見極めていく方針だ。

 [2011年2月23日7時38分

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