充実の100球超えだ。日本ハムのドラフト1位斎藤佑樹投手(22=早大)が24日、ブルペン入りし、今キャンプ最多の107球を投げ込んだ。「数を投げることを重点に置きました。(意図は)フォーム固めです」と振り返ったように、以前から予告していた投げ込みには、しっかりとした意図があった。

 前回22日の投球練習では初めてビデオカメラで撮影した自身の投球フォームをチェックした。吉井投手コーチらが、そろそろフォームが固まってきたと判断して勧めた確認作業だった。修正点を認識した上で臨んだ今回は、投球時の体重移動を課題にして、体に思い描くフォームを染みこませた。「予定通りです。感触は良かったです」と手応えを感じ取った。

 ブルペン後には桑田真澄氏(42)と対面。アドバイスを受け「やっぱり真っすぐのコントロールですね。それが生命線だと思うので」と、自身の投球スタイルを再認識した。桑田氏も「大学時代よりフォームがよくなっているので安心した」と、目を細めた。

 明日26日はオープン戦ロッテ戦に中継ぎで1イニングを登板する予定。その後は3月2日のヤクルト戦(札幌ドーム)で2イニング、3月6日の巨人戦(札幌ドーム)で3イニングをそれぞれ中継ぎで登板する見通しとなった。佑ちゃんがいよいよ調整ペースを上げていく。【木下大輔】

 [2011年2月25日10時38分

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