すでに巨人斬りのイメージが湧いていた。今日6日の巨人戦で登板予定の日本ハムのドラフト1位斎藤佑樹投手(22=早大)が、昨季226本塁打の強力打線を脳裏に焼き付けた。7回まで観戦し「迫力ありますね。何となく(対戦する)イメージはできました」と動じることはなかった。

 前回2日のヤクルト戦ではスライダーを解禁。先発登板に向けて着々と準備を進めている。「試していないこともありますし、どんどん試していきたいです」と話すように、巨人打線は最高の教材になる。試合前には、原監督にあいさつした。肩をポンポンとたたかれ「野球界を盛り上げよう」と声を掛けられた。「優しくて、いい人そうでした」。中継ぎで最長3イニング、50~60球をメドに登板する。

 プロ仕様の調整法を試している。大学までは登板日前日にブルペン入りしていたが、今回は2日前の4日に投げ込んだ。ダルビッシュをはじめ先発投手は、基本的に登板2日前にブルペン入りすることが多く「プロ野球ではそうなので」。この日はランニングやキャッチボールなど軽めのメニューで終えた。近づいてきたシーズンへ、歩みを進めている。【木下大輔】