左脇腹痛で2軍調整中の日本ハム斎藤佑樹投手(22)がフルパワーで復帰戦に臨む。2日、千葉・鎌ケ谷でブルペン入りし、42球を投げた。「ウシッ」と声が何度も出るほど、熱のこもった投球。実戦復帰となる明日4日のイースタン・リーグ横浜戦(鎌ケ谷)へ向け、「飛ばしていきたいです。(球種も)全部使いたいです」。予定は2イニングと短いこともあり、全力で全球種を投げ込むつもりだ。

 故障も癒え、体は最高の状態「プロに入ってから、体のキレが一番いいです」。食事に気を使いながら、体重を3キロ落とした減量効果だ。当初予定から1週間遅れの復帰戦となったが、「調子はいいです」と、万全の状態で迎えることができる。

 この日、梨田監督は交流戦最後となる広島戦(18、19日)での復帰について「ないだろうね。まだ、ファームで一度も投げていないんだから。まずは明後日(4日)投げてから」と否定的な見解だった。リーグ戦再開後の復帰が濃厚だが、まずは4日の登板を無事にクリアすること。結果だけでなく「打者との感覚ですね」と、27日ぶりの実戦は実戦勘も取り戻すマウンドとなる。【木下大輔】