マー君は東北のファンとの約束を守る!
楽天田中将大投手(22)が6日、6月の月間MVPを受賞した。登板4試合すべてで勝利。防御率0・28と抜群の安定感で、昨年5月以来4度目の栄誉に輝いた。チームはオリックスに土壇場の逆転勝ちで連敗を免れたが、まだ借金6を残す。今日7日に先発予定の田中は、開幕前、被災した人たちのためにも戦うという誓いをあらためて掲げた。
当然の名誉だった。受賞会見で、たくさんのフラッシュを浴びた田中は「正直、ダルさん(日本ハム・ダルビッシュ)が強烈な投球をしていたので、まさか自分が選ばれるとは思ってなかったですね」と打ち明けた。ところがどっこい、数字がすごい。今季初完封を含む4戦全勝。32イニングを投げ、奪った三振は33。自責はわずかに1で、防御率0・28と文句のつけようがなかった。
理由を「調子が悪くても、しっかり試合が作れている。ランナーを出しても踏ん張れている結果が数字として残ったんだと思います」と冷静に分析した。同時に、「バックの守りに支えられました」と野手への感謝も忘れなかった。
田中のすごさを示す数字が、もう1つある。6月の4試合、許した四球は2個だけだった。シーズン累計でも、ここまで7四球のみ。単なる制球力だけじゃない。「ベース板の上でどんどん勝負できているからだと思います」と胸を張った。ストライクゾーンでも打たれない自信が投球に磨きをかけている。
そんなマー君が声のトーンを上げた場面があった。これからの目標を聞かれたときだ。よどみなく言葉を並べた。
田中
まだまだシーズンは残っています。チームは、なかなか勢いに乗れない状況が続いていますけど、開幕前、被災した方々のためにも戦おうと言ってスタートしました。このままでは終われません。チーム1つになって、お互い高め合いながら戦っていきたいです。
この日は終盤に逆転勝ちしたが、まだ借金6。4ゲーム差で追い掛ける3位オリックスとの3連戦は、是が非でも勝ち越したい。今日7日、自らの右腕で6月11日以来の連勝をいただく。【古川真弥】



