オリックスは3日、福間納チーフ投手コーチ(60)を育成担当コーチ(2軍)に降格し、赤堀元之育成担当コーチ(41)を投手コーチに昇格させる人事を発表した。2日の82試合消化時点で、防御率3・54はリーグワースト。村山良雄球団本部長(64)は「勝負の世界。それなりの成績を残せなければ配置換えもある。まだ60試合以上あるので巻き返す機会は十分ある」と、投手陣再建のための大ナタと説明した。

 オリックスは08年マイク・ブラウン(5月にコリンズ監督辞任に伴い退団)、09年佐々木修(6月に引責で2軍降格)、10年星野伸之(6月に体調不良で2軍降格)と、4年続けてメーンの投手コーチがシーズン途中で交代する事態となった。岡田監督は「球宴前ぐらいから話があった。結果が出てへんからな。(自分自身は)このままの体制で行くって言うたんやけど、上(フロント)はそう見るわな」とコメント。ブルペン担当だった小林宏投手コーチ(40)がこの日からチーフ格を務め、赤堀コーチがブルペンに配属された。