ソフトバンク大隣憲司投手(26)がドミニカ共和国のウインターリーグに派遣されることが25日、分かった。日本シリーズ後に単身で海を渡り、レベルの高い同リーグで来季以降のさらなる飛躍を目指す。

 球団は昨季、プエルトリコとオーストラリアに合わせて若手6選手を派遣。今オフも柳田、今宮、山下ら若手を派遣予定だが、すでに1軍で結果を残している5年目左腕の派遣は意味合いが違う。秋山監督は「レベルの高いところでな。今年はそんなに投げていないのもある」。同国出身のメジャーやマイナーの選手が多数参加する同リーグでレベルアップを図る狙いだ。

 9月に負けなしの3連勝を飾るなど終盤は活躍したものの、序盤の不調もありわずか9試合の登板に終わった。肩の疲労などが少なく、首脳陣は派遣を決断。海外FA権を取得した和田が来季海を渡る可能性も高いだけに、来季以降の大隣にかかる期待は大きい。