栗山教授、覚悟!

 ソフトバンクドラフト3位塚田正義内野手(22=白鴎大)は大学1年で白鴎大の教授を務めていた日本ハム栗山英樹監督(50)の講義を受けた。日本ハム戦での「恩返し」を誓う。

 教授にたたきつけた挑戦状。「負けたくないですね」と塚田は闘志を燃やす。1年のとき栗山監督の「健康科学」を受講した。「授業でもテレビで見たままでした。体の仕組みとかトレーニングとかそういう内容でした」。単位をくれただけではない。野球部員に限り「授業の時間を練習に充ててもいい」と異例の出席免除でバックアップ。プロ入りの夢をかなえた塚田にとっては大恩人。ドラフト後にあいさつに行くと「頑張れよ」と励ましてくれた。

 日本ハムとの初対戦は3月21、22日のオープン戦。栗山先生を負かして開幕1軍の「合格点」をもらうつもりだ。【前田泰子】

 ◆塚田正義(つかだ・まさよし)1989年(平元)7月23日、茨城県生まれ。小2で野球を始める。古河一から白鴎大へ。大学では1年春からレギュラーで2年から4番。通算本塁打18本はリーグ記録。2年、3年と全日本大学野球選手権に出場した。178センチ、79キロ。右投げ右打ち。