李大浩ネット現る!

 オリックス岡田彰布監督(54)が要望してきたキャンプ地の沖縄・宮古島市民球場が総工費3000万円で改修されていることが19日、分かった。宮古島市が工事中で、改修の目玉は、三塁側内野スタンド前に新しく設置する防球ネットだ。

 これまではファウルの打球がファンにとって危険だった。ネットが完成すれば、豪打の李大浩内野手(29=韓国ロッテ)が思いきりバットを振り切ってもヒヤヒヤする必要はない。雨漏りがあったバックネット裏の居住スペースは大規模防水工事を敢行。同市関係者は「昨年はキャンプ中に雨が多く、通路が水でぬれるなど危険な状況もあった」と説明する。

 球団から要望があった食堂スペース拡充にも着手。より多くの選手が一斉に食事をとれるようになる。今年は1軍メンバーが例年より多くなる見通しだが、効率的に時間を使える。改修工事は、チーム到着までの完成をメドに急ピッチ。キャッチフレーズの「新・黄金時代」に向けてキャンプ地も3000万円かけてバックアップする。