<DeNA0-3西武>◇17日◇横浜

 DeNA中畑清監督(58)は声を荒らげて試合後の会見を締めた。「うちらしくない負け。悔しい。久しぶりに腹の立つ負け方です。以上!」。西武岸の前に今季10度目の完封負けで、借金は最多の12。だが結果以上に、あきらめない姿勢を感じられなかったことが語気を強くさせた。8回は8球、9回は10球でいずれも3者凡退。淡々と終わった姿に悔しさを隠せなかった。

 粘りのなさが緊張感の欠如につながることも危惧する。「この状態だと、みんなが考えてる以上に、大変な負け数がついてきてしまう可能性がある」と指摘。打線のてこ入れで打開を図る。この2戦で無安打3三振と不振の6番吉村を、「打席での創意工夫がどこかに出てこないと。我慢するのも限界がある」と、スタメンから外すことを示唆。金城、森本を候補に打順を組み替え、19日からのロッテ戦で、交流戦初勝利を目指す。